「みんなが住み良いまちづくりをするには、自分たちはどのようにしたらいい
のだろうか?」
最近まちのあちこちで、こんな声を耳にします。さまざまな草の根グループも
「まちづくり」について議論を行い、受け身の住民が責任を持った市民に変わ
ろうとする意識の変化も現れ始め、いよいよ本格的な市民参加の時代がやっ
て来ようとしているようです。現在兵庫県が県民局単位で進めている「地域夢
会議」にみられるように、市民参画型でまちづくりを考える試みは「コミュニテ
ィコンセンサス」の実践なのでしょう。

 これまでの「まちづくり」の仕組みは、行政が主導して住民が受動するという
形がほとんどでしたが、これからは産学官民が協働でそれぞれが積極的に関
わることが主流となることでしょう。しかし私たちは、残念ながらまだその手法
を持ち合わせていません。前向きで責任ある自律した市民が、行政とともに連
携してまちを考える仕組みを実現するために、共に学ぶことが必要なのです。

 そこで私たちは、北欧デンマークで実施されている「コンセンサス会議」を、市
民の合意形成の手法として研究してきました。これまでのコンセンサス会議で
は、主に科学技術をテ−マとして開催されて来ましたが、これをより身近なテー
マに応用出来ないかと考えたわけです。

そしてこの度「コミュニティコンセンサス会議の実験」として、テーマを選択すると
ころから市民参加で行い、市民生活にかかわる合意形成にこの手法がある役
割を果たすことができるよう、育て上げられないかと考えております。

 皆様方には格別のご理解を頂きまして、ぜひとも本実験にご参加、ご支援を
頂戴できますようお願い申しあげます。